呪文と踊り①(成立年/編成)

原題:INCANTATION AND DANCE
John Barns Chance(1932.11.20-1972.8.16)の吹奏楽作品。

Herbert Hazelmanと彼がバンド・ディレクターを務める

Greensboro Senior High School Bandに献呈。

初演は1960年11月16日。

初演時のタイトルはNocturne and Dance(夜想曲と踊り)、

1963年にBOOSEY and HAWKES社からの出版までの間に改訂・改題。

 

【編成】数字はパート数、( )内は出版時のパート譜数=想定の奏者数

               BOOSEY and HAWKES社のフルスコアより

Picc.1 (1)

Fls.1 (6)

Obs.1 (2)

Bb Clas.3 (12)

Eb Alto Clas.1 (2)

Bb Bass Clas.1 (2)

Bb Contrabass Cla.1 (1)

Eb Alto Saxs.2 (2)

Bb Tenor Saxs.1 (2)

Eb Baritone Saxs.1 (2)

Basns.1 (2)

F Hrns.4 (4)

Bb Cornets.4 (8)

Trbs.2 (4)

Bass Trbs.1 (2)

Baritone1 (2) ※2声へのdiv.

Basses1 (6) ※2声へのdiv.

St.Bass1 (1)

Timpani1 (1)

Perc.6

(BD,Gong,Maracas,Claves,Gourd,Tambourine,5Temple Blocks,Timbales,Whip,Bongo)

( )内の奏者数を足すと70名。

スコアの並び順に注目。木管の次にHrn.が配されており、オーケストラの並びと同様になっている(吹奏楽のスコアには、木管、Trp or Cornets、Hrn.、Trb. …と並んでいるものも多い)。チャンスは高校、大学でティンパニ奏者であり、オーケストラのスコアの並びの方が、馴染みがあったのだろう。またチャンスには吹奏楽作品だけでなく、オーケストラや合唱のための作品も作曲している。

 

つづく。